面白いアメリカンドラマ事情 その2
一シーズンのみの放送だったが、フォークは「刑事コロンボ」に好意的だった。
だが、撮影スケジュールには悲鳴を上げた。
翌六七年に舞台劇をTV化した、コロンボ刑事の活躍する「殺人処方箋」に主演し、好評を博した時、TV局のシリーズ化の申し入れにフォークは即座に「ノー」と答えた。
毎週TVシリーズに出演するということは、地獄のような撮影スケジュールをこなさなければならず、フォークは二度とTVシリーズには出ないと決心していたからである。
同様に原作者のリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクのコンビも、毎週一本ずつ脚本など書けないと答え、彼らもシリーズ化を拒んだ。
こうして「刑事コロンボ」のシリーズ化の企画は消えた。
同じ頃、六六年に始まった人気番組「スパイ大作戦」でも主役降板という事件が起きていた。